Veilleuse 音楽の常夜灯

光の果実 (feat. さらさ) [TOSHIKI HAYASHI (%C) REMIX]

寺久保伶矢

原曲は2025年のアルバムに入っていた曲です。それが今年、二人のリミキサーに別々に渡されました。片方がヒップホップ、片方がダブ。ここではヒップホップの側を。

チューバから始まっている

寺久保伶矢は2001年8月4日、札幌生まれ。楽器の履歴が少し変わっています。

小学校のマーチングバンドで最初に持たされたのがチューバ。11歳でトランペットに移り、札幌ジュニアジャズスクールに2016年まで在籍。15歳からライブハウスに出るようになり、2017年にサッポロ・シティ・ジャズのコンテストで最年少優勝。2018年にはバークリー音楽大学のサマープログラムに全額奨学生として参加しています。洗足学園音楽大学卒。

いまはトランペットも吹くし、歌もうたう。R&B、ヒップホップ、ジャズ、ロック、ダンスミュージックを行き来する人です。

いとこに寺久保エレナがいます。サックス奏者で、1stアルバム『Reiya The P.A.V.E.』にも参加している。本人は彼女のことを「音楽的ルーツの最たる存在」と言っています。

一番低い金管から始まって、高いほうへ移って、最後に自分の声まで来た。持ち替えを繰り返してきた人の曲が、リミックスでもう一度持ち替えられているというのが、この一枚の見え方です。

二人に渡した

配信されたのは2026年3月11日。中身は2バージョン。

  • TOSHIKI HAYASHI (%C) REMIXヒップホップの側
  • NEWLY REMIXダブの側

TOSHIKI HAYASHI は相模原のビートメイカー/DJ。%C と書いて「パーシー」と読みます。chelmico や iri への提供で知られていて、HOOLIGANZ のメンバーでもある。

ヒップホップとダブという分け方は、どちらも「原曲を減らして作る」種類の手つきです。足すのではなく、抜いて、残ったものを繰り返す。同じ曲を同じ方向から2回いじるのではなく、減らし方の違う2人に渡している。

原曲『Reiya The P.A.V.E.』は2025年5月14日リリースの1stアルバムで、「光の果実」はその3曲目。さらさはシンガーソングライターで、公私ともに交流のある人だと紹介されています。

LPには後から入った

このリミックス2本は、2026年4月18日に出たアルバムのLP版に追加収録されました。

配信で出した1か月後に、盤の側へ回収している。配信が先で、盤が後から追いかけて、そこで一枚に戻るという順番です。データのほうが速く、盤のほうが確定する。

ライブのほうでは、2026年3月1日に心斎橋CONPASS、4月10日に代官山UNIT。UNIT にはさらさと Skaai がゲストで出ています。

こんな時、聴きたいかも(個人的にね)

2つのバージョンを続けて聴くのは、やめておいたほうがよかった。%C とダブを並べると、どちらの手つきも先に読めてしまう。日を分けると、それぞれ長く持ちました。

こちらのほうは、座れた日の電車で。体が少し前に出るので、立っていると行き場をなくします。

出典

出自
札幌
レーベル
p.a.v.e. records / octave-lab
収録
光の果実 (feat.さらさ) Remix
発表
2026年3月11日
出典
https://youtu.be/bIQ_boYT5K0

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