Veilleuse 音楽の常夜灯

ハヤスギテミエナイ (feat. サーヤ)

SKRYU

昨日8月12日の21時に公開されたばかりの映像です。曲のほうは1週間前、8月5日に出たアルバム『ザ・ライト』の1曲目に入っています。

年表を並べておきます

SKRYU、本名は植田敬助。1996年9月3日生まれ、島根県安来市の出身です。

  • 島根県立松江工業高校の在学中、高校生ラップ選手権を見てラップに興味を持つ
  • 愛媛大学へ進学し、土木を学ぶ。バイト先で大街道サイファーの存在を知り、仕切っていた Disry に声をかけられて始める
  • 2018年、UMB愛媛大会でその Disry に勝つ。本戦は一回戦敗退
  • 山陰合同銀行に就職。銀行員とラッパーを並行させる
  • 2020年、銀行を退職して上京。同年4月にEP『SCREEN SAVER』
  • 2023年、CLUB QUATTRO でのワンマン(500人規模)が2時間でソールドアウト
  • 2025年9月21日、幕張メッセ国際展示場4・5ホールでワンマン「START」
  • 2026年2月、ワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビュー。EP『絶』
  • 2026年8月5日、メジャー1stフルアルバム『ザ・ライト』

QJWeb のインタビューでは、上京してからの数年についてかなり具体的に話しています。銀行で金を貸す側にいた人間が、自分が借りる側になった。督促の通知も来た。そのころを「赤字」と呼んでいて、2023年のクアトロが売り切れた瞬間を「黒字になった」と言っています。

上京先に関東を選んだ理由も語られていて、覚悟がほしかったから地元から遠いところにした、と。ご両親は最初、反対だったそうです。

同じ記事の見出しに、こういう一言が使われています。

クズな自分もカッコよく見せられるのがHIP-HOP

弱点を隠して強く見せるのではなく、弱点のまま扱いを変える。この人のやっていることが一行で書いてある。

相手が芸人であること

「ハヤスギテミエナイ」に入っているのはサーヤ。お笑いコンビ、ラランドの片方です。

この組み合わせは初めてではなく、2024年の「ハイブランド (Remix) feat. サーヤ (ラランド)」に続いて2度目。一度きりの企画ではなく、続いている関係のほうです。

メジャー1枚目のアルバムの、しかも1曲目に置いている。ヒップホップのアルバムの冒頭は名刺のような場所で、そこに芸人を呼ぶという判断がまずあります。

ゲームの中を走っている

映像は、SKRYU とサーヤがゲームの世界にプレイヤーとして入り込むところから始まります。街中と高速道路を疾走し、終盤で2人がボクシングの試合に臨む。それぞれの道を切り拓きながら戦い続ける、という筋書きだと紹介されています。

走る場面と殴り合う場面が両方ある。速度と、止まって向き合うこと。「ハヤスギテミエナイ」という題に対して、映像は速い部分だけを引き受けてはいません。

アルバム『ザ・ライト』は全11曲。9曲目には MONKEY MAJIK を迎えた「イッツ・ア・ニューデイ」が入っています。8月29日と30日には、ぴあアリーナMM(横浜)での公演が組まれています。

こんな時、聴きたいかも(個人的にね)

玄関を出るまでのあいだくらいの、短い区間で。動きたいのに動けていない日に。曲がこちらを引っぱるというより、こちらが遅れているのを自覚させられる感じで、それが効く日がある。

疲れている日には流さないほうがよかった。速度を出している音に体が付いていかないと、置いていかれた側の気分だけが残ります。そういう日は、先にアルバムの後ろのほうを聴いていました。

出典

出自
島根県安来市
レーベル
ワーナーミュージック・ジャパン
収録
ザ・ライト
発表
2026年8月5日
出典
https://youtu.be/gYjNjE_bNxY

記事一覧へ戻る