Veilleuse 音楽の常夜灯

DJ Set London // Kindred Radio

Disclosure

ロケ地KINDRED(ロンドン Mount Pleasant 15)

このセットには、同じ日の数時間前の話があります。そちらを書かないと、なぜレコード店の中で回っているのかが分からない。

5分で止まった

2024年8月25日、日曜日。イギリスはバンクホリデーの週末でした。

ロンドン郊外ウォルサム・クロスの Lee Valley Showground で、Boiler Room のイベントが行われていました。Disclosure が回しはじめて5分後、主催が演奏を止めます。 人が前方に押し寄せ、安全ではないと判断されたためでした。Boiler Room 側は「高い需要」によるものと説明しています。

Disclosure のコメントが残っています。

こちらでどうにかできることではないけれど、群衆の押し寄せのせいで、フェス側が我々のプレイは危険だと判断した

ロサンゼルスから飛んできて、そのために組んだセットが5分で終わった。本人たちは「heartbroken」という言葉を使っています。

止めた判断そのものについて、あとから何か言えることはありません。人が押し寄せている場所で音を出し続けるほうが危ない、という判断は、その場でしか下せない類のものだと思います。

その夜のうちに

同じ日曜の夜、二人はロンドン市内のレコード店にいました。

KINDRED。Mount Pleasant の15番地。 そこでポップアップのDJセットをやっています。用意していたミックスを、この店の中で録り直した。録音は後日公開する、とその場で告知され、実際に9月の頭に上がったのがこの音源です。

昼間に止められた側が、その日のうちに別の部屋を見つけて、そこで最後まで回した。Boiler Room も、Disclosure をすぐロンドンに連れ戻すつもりだと発表していました。結果としては、それを待たずに済んでいる。

KINDRED という店

KINDRED は自分たちのことをこう説明しています。

レコードとアート、出版物とプロジェクトのための店。週に一度のラジオ局。

レコード屋であり、本屋であり、ラジオでもある。Funktion One が音響を支えています。営業は火・金・土の午後だけ。

入れる人数は、昼間の会場とはまるで違います。ただ、この2つの部屋は違うものを欲しがっている、ということでもある。片方は「同時に何人入れるか」で成り立っていて、もう片方は「今日は何時から開いているか」で成り立っている。

止まったのは前者で、受けたのは後者でした。

こんな時、聴きたいかも(個人的にね)

部屋を片づけながら、窓を開けられる日なら開けて。店の中で録っているので、開けた窓の外の音と喧嘩しません。

BGMにはできませんでした。手が止まるという話ではなく、単純に体が動いてしまって、画面のほうを見なくなる。踊るために作られたものを机の前で使おうとするほうが無理でした。

出典

発表
2024年8月25日(収録日)
出典
https://youtu.be/8-5q-VukwZw

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