LUV (Is Easy 2 Lose)
CFCF
13曲入りのアルバムの11曲目、4分22秒。参加者の名前が並ぶ盤の中で、ここには誰も呼ばれていません。
名前はテレビ局から取った
CFCF はマイケル・シルヴァー。モントリオールの人です。
この名前、地元のテレビ局 CFCF-TV のコールサインから取っています。 独学で電子音楽を始めて、2009年に最初のシングル。以後スタジオ・アルバムを10枚、映画のサウンドトラック、EP を複数。2015年には2週間のあいだにアルバムを2枚出しています。2016年にはグラミーにノミネートされた。
影響元として挙げているのは、ピーター・ガブリエル、DJ Shadow、イエロー・マジック・オーケストラ、トーク・トーク。並べてみると、それぞれ全然違うところにいる4組です。
自分のメロディについて、本人はこう言い表しています ── 挑発的(provocative)ではなく、喚起的(evocative)である、と。煽らずに思い出させる、という方向。
「Life in Ultra-Violet」
このアルバムには非公式の副題が付いています。Life in Ultra-Violet。
紹介文の言い方はこうです ── スカンジナビアのポップから、ロンドンのバブルガム、スピード・ガレージ、エレクトロクラッシュまでを混ぜた、舌を頬に入れた(tongue-in-cheek)、真摯で、皮肉に快楽的なダンス・ポップ。
「舌を頬に入れた」と「真摯」が同じ文に入っている。 ふざけているのか本気なのかを決めないまま両方置いてある、という宣言です。この盤の題が『L.U.V.』で、曲の題が「LUV (Is Easy 2 Lose)」であることも、たぶん同じ態度から来ている。愛をローマ字3文字に略して、そのあとに括弧で「なくしやすい」と付ける。
クレジットは、企画も制作もミックスも作詞も CFCF。マスタリングが Nik Kozub、デザインが Ben Sifel と CFCF、カバーの絵が Kakafauzi、撮影が Richie Talboy。
参加者のいない曲
このアルバム、13曲のうち6曲に誰かが呼ばれています。
- Kiss Me feat. nuum & Seren Forever
- ultra-obscene! (Piel a Piel) feat. EQ
- Let's Kill Ourselves feat. Touching Ice & TECHG1RLS
- Bad Song feat. Cecile Believe
- La touche feat. Bernardino Femminielli & bbcoooool
- Love Took Root feat. Dance Arts Center
そして11曲目の「LUV (Is Easy 2 Lose)」には、名前が付いていない。すぐ後ろの12曲目「Love Hotel」は10分39秒あって、これも単独です。
人がたくさん出てくる盤の、終盤に入ったところで、急に一人になる。 曲の題が「なくしやすい」であることと合わせて読むと出来すぎているのですが、順番としてはそう並んでいます。
こんな時、聴きたいかも(個人的にね)
もう用事が全部終わっていて、あとは着くだけ。帰り道の後半の、その区間で。
アルバムを頭から通すと、ここに来る頃には賑やかさに慣れていて、急に一人になったのが分かる。逆に、この曲だけ単独で聴くと、その落差が無いぶん普通のダンス・ポップとして通り過ぎました。11曲目として聴くか、1曲として聴くかで別物になるタイプだと思います。
出典
- Bandcamp — CFCF / L.U.V.(2026年6月12日リリース・全13曲の曲順と長さ・「LUV (Is Easy 2 Lose)」が11曲目で4分22秒であること・feat. の付いている曲・クレジット・「Life in Ultra-Violet」という非公式の副題とアルバムの紹介文)
- Wikipedia — CFCF (musician)(本名・モントリオール出身・CFCF-TV のコールサインが名前の由来であること・2009年からの活動とリリース数・2016年のグラミー・ノミネート・影響元・「evocative rather than provocative」という発言)
- 出自
- モントリオール
- 収録
- L.U.V.
- 発表
- 2026年6月12日
- 出典
- https://youtu.be/JEBVb__MITs