Veilleuse 音楽の常夜灯

Computorr

Aaron Spectre

2020年2月28日に、12インチとデジタルで出た4曲入りです。

  • A1 … Computorr 4分37秒
  • A2 … Killasound 3分33秒
  • B1 … War Feeds Itself 4分46秒
  • B2 … Inmyeyeees 2分09秒

4曲で15分ほど。盤はドイツの Jahmoni Music から JMM-217 の番号で出ていて、イギリスの Rubadub が流通を受け持っています。

2曲目の「Killasound」は、前年のコンピレーション『Destroy Oh Boy #3』に入っていた曲です。長さはどちらも3分33秒で、同じ曲がもう一度置かれています。そのコンピレーションのことは「Respect This Sound」の記事の最後に書きました。

Panopticon の続き

本人のサイトの紹介は短く、デジタルのディストピアを、ジャングルとパンクとノイズと矢継ぎ早のサンプリングを通して見る1枚、と始まります。続けてこう書いています。

thematically this record continues where panopticon left off, but a little sharper.

(主題の面では、この盤は Panopticon が終わったところから続いている。ただ、もう少し鋭く。)

Panopticon は、2016年12月13日の『Building the Panopticon』のことです。本人の説明では、コンピューターを使ったプロパガンダを主題にしたコンセプト EP で、ドラムンベースで作られています。2015年に作り、2016年に出しています。生活のあらゆることが支配と影響の循環に吸い上げられていて、その仕組みにみんなが気づいた年だった、と書いています。USB メモリの形でも出ました。

サイトの紹介の最後は「can you catch em all?」(全部つかまえられるかな?)です。

Computorr のあと、同じ年の5月から12月にかけて、本名で3枚が続きます。その真ん中の1枚が『Create the Future』です。

ジャケットはブラウン管で

Bandcamp の説明によると、ジャケットの絵はアナログのビデオ・シンセサイザーと古いブラウン管のテレビを使って作っています。理由として添えてあるのは「for the medium is the message」(メディアこそがメッセージなのだから)の一言です。クレジットには、音楽とデザインはアムステルダムで Aaron Spectre が組んだ、とあります。

盤の説明には、140グラムの盤が全面カラーのつや消しのジャケットに入っていること、音のために黒い盤にしたこと、ジャケットの外側は手ざわりを柔らかくしたことが書かれています。最後に「Furbies seem to like it.」(ファービーたちも気に入っているみたい)と付いています。

マスタリングとカッティングは、ロンドンの Curve Pusher で Keith Tenniswood が担当しました。Keith Tenniswood は Andrew Weatherall と Two Lone Swordsmen を組んでいた人で、自分では Radioactive Man の名前で曲を作っています。Discogs の登録では、カッティングのクレジットは Radioactive Man の名前になっていて、A面の内周には「RAM@CURVEPUSHER」と彫られています。

Jahmoni Music から本名で出すのは3枚目です。2016年の「Jungle Boots」が JMM-202、2018年の「Roots We Seek」が JMM-208 でした。

出典

出自
マサチューセッツ出身/アムステルダム在住
レーベル
Jahmoni Music(JMM-217)
収録
Computorr(12インチ、4曲)
発表
2020年2月28日
出典
https://drumcorps.bandcamp.com/album/computorr

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